
特に都市部では「停電なんて経験もないし、考えた事もない」といった方もいらっしゃるようです。
けれど、一度イメージしてみて下さい。貴院で今停電が起きたら・・・。
外来患者様が来られる病医院様では、非常灯の明かりだけでは患者様の不安感も募ります。
また、入院患者様がいらっしゃる施設や、施術をされる医院様では、停電になると大変な事になるのはお分かりいただけると思います。
通常処置室や手術室などは採光用の窓もない為、施術中に停電になれば本当に真っ暗になってしまい、手元を見る事もできません。
実は停電は頻発しています。
特にこの数年は、異常気象による落雷や突風、大雪・大雨等の自然災害による停電、
また人為的なトラブルによる停電が多く起こっています。
しかしながら、規模の小さい地域的な停電は余り報道されず、情報として入ってきません。
また小さい地域での停電の場合、原因の特定に時間がかかる場合も多く、複電までに時間を要します。
施術時の照明・機器、電子カルテ化に伴う患者様情報の引き出し。
医療機関で停電になれば、あらゆる機器や業務がストップしてしまいますが、テナントビル等
設置場所の無い場合や様々なご事情で、自家発電の装置を設置しておられない施設も多く
見受けられます。
以下、停電対策の現状についてまとめてみました。
大きな容量の電気を十分に供給できる設備だが、設置もメンテナンスも
大がかりで高額となる為予算や場所の問題から見送られる場合も多い。
既存の施設へ後付けでの設置は難しい。
通常燃料でエンジンを稼動させて発電する仕組みである為、住宅街では
メンテナンス時や発電時の騒音や排気ガスが問題になる場合もある。
また自家発電装置を備えていても、消防法の観点からの設置である為、
電子カルテや施術室等の機器への対応ができていないケースも見受けられる。
発電装置の簡易版。エンジンを稼動させて発電する為、
発電時に排気ガスや騒音が発生し、屋内での使用はできない。
また、非常時に確実に稼動させる為には、半月に一度程度は
実際にエンジンをかけて動かす必要がある事や、ガソリンを使用する
タイプの場合、揮発するガソリンを常時買い足しておく必要があり
医療機関内で前述のようなメンテナンスを継続して行うのは難しい側面もある。
現状電子カルテ用のサーバーやインキュベーターへのバックアップ用で
導入といったケースが多い。
但しバックアップ時間は3~10分程度(カスタムで20分~1時間程度の
バックアップをされている施設もある。)
また、機器単体へのバックアップとなる為、停電になった際に照明や
施術用の機器等の他の機器への汎用は不可となる。